ギターってどうやって持つの?
ギター弾いてみたい!って言われてハイって渡して最初に言われるのが「えっ、でもどうやって持つの?」。すでにギターやってる人からしたら「そこ?」って言ってしまう質問ですが、この機会にもう一度一緒に考えてみてください。

ギターを持つ(以下、「構える」)のに大事なこと
- 窮屈さがなくずっと弾いていられる
- 力を入れる必要がなく音を出すことに集中できる
- 丁寧かつ自由な動きができる
つまり「楽に自然に」ということですが、それが分からんから聞いてるんやろがい!という声にお応えしてやり方をご説明しましょう。
上にあげたポイントを満たす動きは誰にでもできます。ヒントは日常生活で何気なくやっている動きにあります(日常生活に支障のある方は別途ご相談くださいにはなりますが、考え方としては応用できることを祈ってます)。
おすすめは赤ちゃん抱っこ
当スクールでお奨めしているのは
- 赤ちゃんを抱っこするようにギターを抱きかかえる
です。具体的にはどうなってるでしょうか?以下、右利きの人で説明します。
- 今更ですが、左腕は赤ちゃんの下から頭(上半身)を、右腕は赤ちゃんの上から腰(下半身)を持っている(ギターと一緒です!)
- 赤ちゃんの顔が自分の正面に(スマホと一緒!)、下半身は脇の下に抱えてる。従って赤ちゃん全体は自分の身体に平行ではなく、斜めになっている。また同時に水平ではなく斜めになっている。
- 自分の手のひらは赤ちゃんの下に入っていて見えないですが、手のひらは自分の顔の方を向いている(後述しますがそーっと動かすためには必須です)
- 左右の肩の角度は前後左右にほぼ同じ、どちらかの肩や腕がきついということはない。左右の腕の違いは主に肘から下で発生している
- 脇は締まっている、あるいは甘くない(肘を張ってない)
こんなところでしょうか。赤ちゃんを「筋力で持ち上げている」感覚はほぼないはずです。どっちかというと乗っけてるとかぶら下げてる感じに近いのではないでしょうか。

日常生活にはヒントがいっぱい
注目すべきなのは、できるだけ骨格に仕事をさせて筋肉を使わない、筋肉は赤ちゃんをあやすために自由に動かせるようになっている、しかも意識は赤ちゃんの反応という「結果に集中している」ということです。
などなど、日常生活で何気なくやっている動きは「自然な構え」になっていることが多いのです。
すでにギターを弾いている人も改めてやってみてください。何か発見があるかもしれませんよ。もう知ってるよと言わず、さあもう一度!
- 窮屈さがなくずっと弾いていられる
- 力を入れる必要がなく音を出すことに集中できる
- 丁寧かつ自由な動きができる

次は記事名に入っている「スマホを見る」ですが、その前に大事なポイントを次回で説明させて下さい。ちょっとだけご辛抱を。
ではまた。